設計のプロによる、ご家庭でのLED照明器具活用アドバイス
自分で取付けられる最新のLEDシーリングライトの中には、好みに合わせて自在に調色・調光できるタイプがあります。明るさの調整だけでなく、今まで他の光源では難しかった光の色を好みで調整できるのが魅力です。朝は昼光色で明るめにとか、夕方から夜にかけては電球色で明るさを抑えてとか、色や明るさをライフスタイルや時間の経過に合わせて自分なりに調整し、心地良いと思う明かりを見つげてみましょう。
ブラケットは、見る方向によって光の見え方が変わりやすい器具です。デザインや取付位置などにより、上部から光源が見えて眩しくなる場合もあります。特にLEDは光源の小型化により、他の光源より眩しく感じます。実際にショールームなどでの確認をおすすめしています。
夜間、トイレなどへの移動時に主照明を点灯した後、照明の明るさのために眠れなくなったことはありませんか。明るさを抑えつつも足元の安全性を高められる足元灯が、意外と要求されています。コンパクト性と消費電力の低さという特長を併せ持つLEDは、足元灯に適した光源と言えますね。
LEDは、消費電力の少なさや光の広がり方が選択できることから、多灯分散照明にとても適している光源です。一室一灯照明は、部屋の隅々まで明るくするような明るさで選ぶため、無駄な明るさを生んでいました。多灯分散照明なら、ダウンライトやブラケット、フロアスタンドなどを適切に配置・調光する事で無駄な光を減らすことができます。
現在、LEDのダウンライトは、拡散・集光(広角・中角)タイプに大別されています。拡散タイプは均一に照らしたい場合や明るさ感を重視したい場合に、集光タイプは陰影のメリハリをつけたい場合に用います。一概に空間の広さで拡散・集光タイプは決定できません。設計者と相談しながら明るくする部屋と暗さを楽しむ部分を決めていきましょう。
省電力と省メンテナンス、さらにコンパクト性から、LEDは屋外の照明に最適です。LED+センサによる玄関灯やガーデンライトなどはさらに省エネになり、LED+センサにフラッシュ点灯機能を持つスポットライトは、防犯性を高める効果があります。
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