「水銀に関する水俣条約」の国内担保法による国内市販ランプへの影響について

  • 一般照明用(1)の高圧水銀ランプを除き、現在市販されている蛍光ランプやHIDランプ(2)などの水銀使用ランプについては、すでに水銀含有量の基準をクリアするなど、規制対象の製品は存在しませんので、製造、輸出又は輸入禁止の規制を受けることはありません(3)
  • 一般照明用の高圧水銀ランプにつきましては、水銀含有量に関係なく、平成32年12月31日以降、製造、輸出・入が禁止となりますので、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、LED 照明などへの計画的な切替えが必要です。
    ただ、この規制は製造・輸出入を禁止するものであり、一般照明用の高圧水銀ランプの継続使用、修理・交換のための使用(例えば、既に街路に設置されている街灯のランプを交換するような場合)及びその販売を禁止するものではありません。

ランプの主な種類と水銀使用製品について

ランプは、下記のように主に白熱電球、ハロゲン電球、蛍光ランプ、低圧放電ランプ、HIDランプ及びLEDランプに分け られますが、水銀を使用している、所謂「水銀使用製品」は、蛍光ランプ、低圧放電ランプ及びHIDランプが該当します。 ただ、これらの「水銀使用製品」すべてが製造、輸出・入禁止の規制を受けるわけではありません。表1に挙げた一定以上の水銀含有量を有するなどの「特定水銀使用製品」が禁止対象になります。

● 表1 政省令におけるランプに関する「特定水銀使用製品」とその規制開始日

特定水銀使用製品 規制開始日
一般照明用のコンパクト形蛍光ランプ及び電球形蛍光ランプで、発光管一本当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、定格消費電力が30ワット以下のもの 平成30年1月1日
一般照明用の直管形蛍光ランプのうち、次に掲げるもの
(a) 一個当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、定格消費電力が60ワット未満のもののうち、3波長形の蛍光体を用いたもの
(b) 一個当りの水銀の含有量が10mgを超えるもので、定格消費電力が40ワット以下のもののうち、ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたもの
平成30年1月1日
一般照明用の高圧水銀ランプ
※メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプは規制対象にはなりません。
平成32年12月31日
電子ディスプレイ用冷陰極蛍光ランプ及び外部電極蛍光ランプのうち、次に掲げるもの
(a) 一個当りの水銀の含有量が3.5mgを超えるもので、その長さが500mm以下のもの
(b) 一個当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、その長さが500mmを超え1,500mm以下のもの
(c) 一個当りの水銀の含有量が13mgを超えるもので、その長さが1,500mmを超えるもの
平成30年1月1日

● 表1
政省令におけるランプに関する「特定水銀使用製品」とその規制開始日

特定水銀使用製品 1

一般照明用のコンパクト形蛍光ランプ及び電球形蛍光ランプで、発光管一本当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、定格消費電力が30ワット以下のもの

規制開始日

平成30年1月1日

特定水銀使用製品 2

一般照明用の直管形蛍光ランプのうち、次に掲げるもの
(a) 一個当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、定格消費電力が60ワット未満のもののうち、3波長形の蛍光体を用いたもの
(b) 一個当りの水銀の含有量が10mgを超えるもので、定格消費電力が40ワット以下のもののうち、ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたもの

規制開始日

平成30年1月1日

特定水銀使用製品 3

一般照明用の高圧水銀ランプ
※メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプは規制対象にはなりません。

規制開始日

平成32年12月31日

特定水銀使用製品 4

電子ディスプレイ用冷陰極蛍光ランプ及び外部電極蛍光ランプのうち、次に掲げるもの
(a) 一個当りの水銀の含有量が3.5mgを超えるもので、その長さが500mm以下のもの
(b) 一個当りの水銀の含有量が5mgを超えるもので、その長さが500mmを超え1,500mm以下のもの
(c) 一個当りの水銀の含有量が13mgを超えるもので、その長さが1,500mmを超えるもの

規制開始日

平成30年1月1日

  • 注(1) 「第二次答申」の中で、「一般照明用」とは「照度を確保するためのものであって、高演色用及び低温用その他特殊の用途にのみ用いられるもの以外のものをいう。」と定義されています。
  • 注(2) HIDランプとは、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ及び高圧ナトリウムランプの総称です。
  • 注(3) 日本照明工業会会員の製造販売するランプが対象で、会員外については把握していません。