高所取付照明器具の保守点検

高所取付照明器具は、保守点検が必要です。

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定期点検

照明器具の一般用昇降装置は、(一社)日本照明器具工業会技術資料139-2008の昇降装置の安全指針に沿った設計を行っていますが、より安全を確保する為に下記の要領で保守点検をお願いします。

定期的な自主点検 専門家による点検
1年に1回 3年に1回
震度5以上の地震後
臨時の点検以上の点検を行い、点検結果を記録しておく。

点検項目の詳細は、こちらの安全チェックシート(一般用昇降装置)を参照ください。

昇降装置の操作スイッチは動作時以外は必ず切ってください。また昇降装置の操作は必ず管理者が行い、不特定多数の方々が操作しないよう管理をお願いいたします。

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地震後の緊急時点検

地震発生後高所取付照明器具は保守点検が必要です。

(注)点検して、異常が認められた時には人が近づかないように隔離し、必ず専門業者による診断を受けてください。

高天井器具

  •  照明器具が傾くなど、異常な取付状態となっていないか。
  •  照明器具取付部のボルト、ナットの緩みがないか、溶接部等にクラックがないか。
  •  照明器具に変形、破損等ないか。
  •  カバーにひび割れ、破損がないか。

昇降装置

・昇降装置動作時には、直下に人が近づかないこと ・昇降装置を動作する前には、必ずランプ回路の電源をOFFにすること

設置状態の点検 1)昇降装置、照明器具及び建築の固定部(梁など)に変形、破損がないか
2)昇降装置・照明器具に傾きがないか
昇降装置を動作させての点検
(昇降部・照明器具の状態確認)
1)下降スイッチをONにして、床まで降ろし、以下の点検を行う。
 動作中にモーター音に異常が生じていないか
照明器具の点検 ●部品の外れ、破損、変形がないか
●ねじの緩み、外れがないか
●ランプに緩みがないか
破損した部品が、照明器具の上に載っている場合があります。
昇降部の点検
(ワイヤ、ベルト)
●傷、折れ目、キンク(曲がりくせ)、
 素線のほつれ、素線切れがないか

2)上昇スイッチをONにして、天井まで上げ、以下の点検を行う。
 ● ランプ回路の電源をONでランプが正常に点灯するか点灯しない時、
   昇降装置が正常位置に嵌合していない可能性があります。
 ● 動作中にモーター音に異常が生じていないか

街路灯

  •  ポールに著しい傾き、曲がり、変形がないか。
  •  照明器具取付部のボルト、ナットの緩みがないか、溶接部等にクラックがないか。
  •  照明器具に変形、破損等ないか。
  •  カバーにひび割れ、破損がないか。

(注)点検して、異常が認められた時には人が近づかないように隔離し、必ず専門業者による診断を受けてください。

■昇降装置とLED照明器具の組合せに関するご注意

施主様及び工事業者様等には、以下の注意事項についてご考慮いただき、使用のご判断をお願い致します。
LED照明器具をご採用の際は、昇降装置を撤去頂きます様お願い致します。

昇降装置には耐用の限度があります。長期間使用した昇降装置にLED照明器具を取付けて、さらに長期間の使用は昇降装置の撤去をお願いいたします。

昇降装置の適合品でない照明器具に交換し不具合が発生した場合、昇降装置製造事業社で責任を負うことができません。
製造事業者では、現在ご使用の昇降装置は既設の照明器具と組合せ時の品質等を確認した上で保証しています。LED照明器具については既設昇降装置との組合せ時の確認をしておりません。

昇降装置に取付いている器具をLED照明器具、LEDランプへ交換の際は以下の恐れがあり危険です。
LED照明器具、LEDランプを取付けることができても、必ずしも適合する昇降装置とはいえません。間違った組合せによる使用は、感電、焼損(火災を含む)、落下等の重大な事故が発生する恐れがあり危険です。

《 主な問題点 》

昇降装置の承認図・取扱説明書の記載事項を満足することをご確認ください。
満足しない場合、落下、感電、火災の原因となります。
お取替え器具、ランプが昇降装置の許容範囲内である事を確認してください。特に器具の重量やバランスなどをご確認ください。
昇降装置のランプ回路、接点の不具合をご確認ください。
なお、直流電流は考慮されていません。
LEDは照射面への熱は少量である事が特長ですが、背面へ放熱しています。
お取替えの器具の消費電力が現状お使いの器具と同等以上の場合は使用できません。

※イメージ図です。メーカーを特定するものではありません。

高圧水銀ランプをお使いの皆様へ

「水銀に関する水俣条約」の国内担保法により、一般照明用の高圧水銀ランプにつきましては、水銀含有量に関係なく、2021年以降、製造、輸出又は 輸入が禁止となりますので、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、LED照明などへの計画的な切り替えが必要です。
(詳しくは「水銀使用ランプについて」参照)