秋田杉の素材感や温もりを引き立てる光
地元の材料や職人技を活かしたリニューアル
■男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
所在地 :秋田県男鹿市
「男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき」は、窓から男鹿半島の海岸線や日本海が広がる抜群の景色、世界遺産の白神山地も望むことができ、長く親しまれてきた「男鹿グランドホテル」が、"ひと・もの・こころ" をつなぐ宿として、2015年4月にリニューアルオープン。
館内は秋田の職人が腕を振るい秋田杉を使って創られた木のぬくもりあふれる内装となり、男鹿の新鮮な海の幸や山の恵みを存分に楽しめる"オーベルジュ(宿泊施設付レストラン)"として新たに生まれ変わった。
時代に合わせた施設リニューアル。内装を際立たせる光にも配慮。
「男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき」は、これまでの団体客向けのホテル・宴会場というイメージから脱却し、こだわりのある料理を提供する宿泊施設付レストラン・エステということを前面に打ち出して、家族連れや女性客などをターゲットとした集客の向上を狙い、リニューアルを計画。食材だけでなく、内装材にも秋田杉などの地元の木や材料をふんだんに使うことに拘り、その存在や素材感を光によって効果的に引き立たせることに配慮した。
また、これまで白熱ランプを主体とした照明器具をLED照明にリニューアルすることにより、消費電力と高い天井へのメンテナンス・コストを削減した。
既存配線・天井穴を活用したリニューアルで工事費削減。
天井高のある開放的なエントランスロビー。ホールカバーを追加して既存の天井開口穴を活かし、埋込径の異なるLEDダウンライトにリニューアル。更に既存の配線も利用することで工事費を削減しつつ、省電力化とメンテナンス性の向上を実現している。
また、エントランスロビーは、秋田杉の細かいリブ状のテクスチャーに光のアクセントを与え、落ち着いた雰囲気の中に木の素材感と温もりを引き立たせた光の空間として生まれ変わった。
一枚板のサインを柔らかく包む光が印象的なファサード
内装材に秋田杉をふんだんに使用したエントランスロビー
リブ状テクスチャを照らすあかりが、柱に表情を与えている
既存の天井穴、配線を活かしコストの優れるリニューアル
木の素材感と温もりを際立たせるLEDのあかり。
男鹿の新鮮な海や山の幸を使った出来立ての料理を提供している「秋田ごちそうダイニング 味彩」は、LEDダウンライトと、曲げわっぱをあしらったシェードのLEDペンダントライトと共に、明るく華やかな雰囲気を創り出している。さらに、壁際の間接照明の調光や窓際の外光を取り入れることで、朝と夜のシーンや雰囲気作りにも対応している。
また漆喰の竈を印象的に見せる為、"おくどさん(竈)"を囲む秋田杉の梁に直付LEDスポットライトを配置し、秋田杉のブッフェカウンターとその上部の各棚には小型LED棚下照明灯を配置し、カウンターに置かれた料理や秋田の銘酒の瓶などを効果的に照らし出している。
秋田の素材・職人技とLED照明器具の融合。
窓から日本海や男鹿半島の海岸線、遠くに白神山地を望める客室は、秋田杉網代織りの枠をあしらったLEDシーリングライトが部屋全体の明るさを確保すると共に、空間に光のアクセントを加えている。
今回のリニューアルに採用頂いた照明器具
製品名: | シーリングライト(特注品) |
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特 長: | 器具光束4,200 lm 消費電力45 W 秋田網代織枠を特注制作 |
製品名: | ダウンライト |
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特 長: | 器具光束1,483 lm 消費電力23.8 W |
製品名: | ダウンライト |
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特 長: | 器具光束2,948 lm 消費電力41 W |
製品名: | ダウンライトホールカバー |
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特 長: | 埋込穴に対して、小さい埋込穴径のダウンライトを 施工する際に使用。リニューアル等の工事をサポート |
製品名: | ユニバーサルダウンライト |
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特 長: | 器具光束679 lm 消費電力11 W |
製品名: | ダウンライト |
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特 長: | 器具光束74 lm 消費電力1 W |
製品名: | スポットライト |
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特 長: | LEDランプ(E11) |
製品名: | 間接照明 |
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特 長: | 器具光束2,900 lm 消費電力30.5 W |