蛍光ランプをご使用の皆様へ
水銀に関する水俣条約とは、水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。
経緯
国連環境計画(UNEP)では、第25回管理理事会(2009年)において、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するための政府間交渉を開始すること、そのための政府間交渉委員会(INC)を設置して2013年までのとりまとめを目指すことに合意しました。 政府間交渉は2010年に開始され、2013年1月に「政府間交渉委員会第5回会合」(INC5)において条約の条文案が合意されました。
2013年10月には、熊本県で外交会議が開催され、「水銀に関する水俣条約」として条約の採択及び署名が行われました。
2023 年10 月30 日~11 月3日、スイス・ジュネーブにて「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」が開催され、蛍光ランプの製造と輸出入がその種類に応じ2026年末又は2027年末までに禁止することが合意されました。
赤い背景の箇所が今回追加された内容です。
ランプの種類 | イメージ | 最初の条約規制 禁止期限 |
追加条約規制 禁止期限 |
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電球形 蛍光ランプ (CFLi) |
一般照明用 30W以下、Hg 5mg超 2020年末までに禁止 |
一般照明用 30W以下、水銀含有5mg以下 2025年末までに禁止 |
一般照明用 30W超、水銀含有全て 2026年末までに禁止 |
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コンパクト形 蛍光ランプ (CFLni) |
一般照明用 30W以下、水銀含有5mg以下 2026年末までに禁止 |
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直管 蛍光ランプ (LFL) |
一般照明用 <三波長形蛍光体> 60W未満、Hg 5mg超 <ハロりん酸塩蛍光体> 40W以下、Hg 10mg超 2020年末までに禁止 |
一般照明用 <三波長形蛍光体> 60W未満、Hg 5mg以下 60W以上、Hg 5mg以下 60W以上、Hg 5mg超 2027年末までに禁止 <ハロりん酸塩蛍光体> 40W以下、Hg 10mg以下 40W超、水銀含有全て 2026年末までに禁止 |
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非直管 蛍光ランプ (NFLs) |
- | 一般照明用 <三波長形蛍光体> 全てのW 2027年末までに禁止 <ハロりん酸塩蛍光体> 全てのW 2026年末までに禁止 |
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