正門スロープの街路灯を、HID器具からLED器具へリニューアル。
安全性の向上と大幅なメンテナンスコストの削減を実現
■学校法人 駿河台大学
所在地 :埼玉県飯能市
道路幅員:15m×道路全長約180m
駿河台大学は、法学部、経済経営学部、メディア情報学部、現代文化学部、心理学部の全5学部からなる文系の総合大学。愛情教育を建学の精神とし、1987年に埼玉県飯能市に創設された。
2012年には駿河台大学グランドデザインを策定し、より快適な空間創出を目的としたキャンパスとアメニティの整備・拡大を推進している。
歩道の明るさ向上、大きな手間とコストが発生するメンテナンスコストの削減。
LED街路灯が設置された正門スロープは、高台にあるキャンパスの正門と、隣接する道路を結ぶ全長約180m、全幅15mの傾斜路。幅9mの車道を中心に、キャンパス側に4.5m、逆側に1.5mの歩道が設けられているが、これまでは水銀ランプ300W街路灯12灯によって車道のみを照射しており、歩道の明るさ向上が課題となっていた。
また、この正門スロープは、4駅から運行される無料スクールバスがピーク時には3分~5分毎に走行しているため、ランプ交換のたびに通行止めを伴う高所作業車による作業が必要となり、大きな手間とコストを発生させていた。
今回のLED街路灯へのリニューアルでは、省エネ効果はもとより、歩道の明るさの向上、光源寿命60,000時間によるメンテナンスコストの大幅な削減が達成された。
キャンパス正門方向からスロープ下方を望むLED街路灯。
4.5mの歩道側からスロープ下方を望むLED街路灯。
自動点灯・消灯による省エネ対策、道路の隅々までの明るさで安全性が大きく向上。
リニューアルされたLED街路灯は、車道中央分離帯に約25m間隔で配置された高さ6mのポールに各2灯を設置。4.5m歩道側には、水銀ランプ400W器具相当のLED街路灯を、角度可変アームを用いて配光したことで道路の隅々まで広がりのある照明が得られている。
また1.5m歩道側には、水銀ランプ250W器具相当のLED街路灯を水平に設置して道路幅いっぱいに程よい明るさを照射。車道エリアで平均照度33.5lx、歩道エリアで15.5~18.5lxの明るさを確保しつつ省エネを図っている。
点灯は、周辺の明るさを検知して自動点灯、消灯は、時間設定により夜間22時になると自動消灯。
運動部員が日没後においてスロープを使用して坂道ダッシュなどのトレーニングを行う際にも足元まで適度な光が届くようになり、より安全性が向上した。
消費電力139W(左)と96W(右)のLED街路灯2灯用器具。
6m高のポールにLED街路灯2台を配備。
今回のリニューアルに採用頂いた照明器具
製品名: | LED街路灯 |
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特 長: | 水銀ランプ400W器具相当 消費電力:139W 水銀ランプ250W器具相当 消費電力:96W |