LED照明リニューアル事例(防犯灯・歩道)

街路灯・防犯灯の省エネ手法

茨城県取手市が進める新たな街づくり

「ゆめみ野地区」の主要生活道路に、LED防犯灯(LED普及支援新料金区分適応製品)

取手市役所 建設部 道路課
課長補佐 佐藤正次様(写真右)
道路建設係 主査 秋田昌宏様

[2011年時点]

街づくりが進められている、『取手市ゆめみ野地区』では、平成23年3月に街の玄関口となる、関東鉄道常総線『ゆめみ野駅』が開業した。
駅前から広がる新興住宅街では、周辺の魅力あふれる地域資源を街づくりに活かそうと、「人にやさしい街」「自然環境を活かした水と緑の街」「市民参加型の地域で育む街」の3つのコンセプトをもとに街づくりを展開。
その『ゆめみ野地区』の主要生活道路に今回、LED防犯灯が導入された。
従来の既設蛍光灯防犯灯に要した維持管理にかかる業務の省力化と、コスト削減がねらいで、取手市では今後も増え続ける防犯灯の省エネ化を目指し、積極的にLED照明を導入していく予定である。

既設・新設街路灯の維持管理の省力化とコスト削減を目指す。

取手市では、市内に設置されている約10,000台におよぶ蛍光灯防犯灯を維持管理している。中でも市民から球切れの連絡を受け、各地域の電力会社にランプ交換を依頼する業務は頻繁で、このような業務の省力化と電力コストの削減が課題となっていた。こうした問題を解決するため、市は新たな街づくりを進めている地区に、蛍光灯に代わる防犯灯としてLED照明を導入することを決定した。

蛍光灯防犯灯の維持管理にかかる業務の省力化とコスト削減が課題に

『ゆめみ野地区』に導入された自動点滅器内蔵のLED防犯灯は、従来のものと同等の価格で、より明るく夜間の道路を照射。広い道路の端や周辺まで見やすくなり、安心感が向上したといわれる。
地域の住民が、散歩やジョギングを楽しめるよう広々と作られた歩道が特徴の新設道路。LED防犯灯はその広い歩道を端までしっかり照射できるので、白線も明るく見え、夜間の通行に必要な明るさを充分に確保、防犯灯としての安心感も増した。


散歩やジョギングを楽しめるよう広々と作られた歩道を、端までしっかり照射。白線も明るく見え、夜間の歩行に必要な明るさを確保しています。

新しい街に、新しいLED防犯灯。広い歩道を明るく照射。

取手市では既設の約10,000台におよぶ蛍光灯防犯灯に加え、新しい街の誕生で今後も多くの防犯灯が新設される予定である。
防犯灯の維持管理費用はもちろん、負担する電気代も、その削減策が大きな課題となっている。市民に提供する安心・安全を確保しながら、コスト削減を図る最適な施策を導入しなければならない。
今回採用されたLED防犯灯は、2011年12月1日より実施された、LED普及を支援する新料金区分適応の製品で、蛍光灯防犯灯に比べ同等の明るさを確保した上で、電気料金区分を約30%削減できるという。
省エネ対策を実現しながら、住む人々に快適な環境を提供する、この結果に市の関係者の方々は大変満足されているようである。


電力柱に防犯灯を設置。正面に住宅が建つ予定で、横方向に光が広がる設計が住宅への光害に配慮されている。
こんな自動点滅器は、すぐに交換しましょう
高所取付照明器具は、保守点検が必要です。

今回のリニューアルに採用頂いた照明器具

製品名: LED防犯灯 FL20形相当
特 長: 電力柱取付型・ポール取付型 自動点滅器付
LED(ホワイト色)8個
光源色温度:8,000 K
光源寿命60,000時間(光束維持率70%)
直管LEDランプ器具
2013年 5月

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