LED照明リニューアル事例(教室・事務室)

学校・体育館の省エネ手法

キャンパス設計コンセプトは『環境配慮型建築』

快適な照明環境と高い省エネ、CO2削減効果を同時に実現。

■東京都市大学 世田谷キャンパス 新1号館
所在地:東京都世田谷区 敷地面積:23.971.57㎡

高い専門性と幅広い学びを備えた、5学部16学科で構成される東京都市大学世田谷キャンパスでは、教育・研究・学生生活の環境をより充実させるための整備事業の一環として、新1号館を建設。 地下1階、地上4階建ての新館は、学生支援、教室、研究室、事務管理の各エリアが明快にゾーニングされた複合施設になっており、IT環境・視聴覚設備などを設置し、多様な授業内容に対応している。特に1階には、学生支援、キャリア支援、入試広報を配置し、学生への質の高いサービスを提供している。 また、全てLED照明を使用し、大幅な消費電力の削減を図っている。

快適な照明環境と高い省エネ、CO2削減効果を同時に実現

設計コンセプトの根幹をなしているのは「環境配慮型建築」。
「長寿命建築」「サステナブル」「省エネルギー」「自然エネルギーの活用」をキーワードとし、環境負荷の低減を目指している。照明においては、LEDを使用し、照明制御機能も積極的に取り入れて電力量削減やCO2排出量の軽減を図っている。

部屋の目的別に合わせた、LED照明の選択。

学生支援センターや事務所の照明は、光に方向性を持たない一体形LED照明器具 埋込形スクエアタイプ(FHP32形蛍光灯3灯用器具相当)を採用、整列配置している。溜りのあかりで落ち着いた照明環境が得られており、日射しのある際には手動スイッチにて間引き点灯を可能としている。
(平均照度:850 lx)


学生支援センターおよび事務室には一体形LED照明器具 埋込形スクエアタイプを整列配置

教室の照明は、ICT(情報通信技術)を利用する授業が多いため、優れた省エネ性能はもちろん、点滅の細分化に適した直管LEDランプ器具 埋込開放Cチャンネル回避器具(消費電力56W、色温度5,000K、演色評価数Ra83)を採用。点滅スイッチを前列、前窓側、中列、後列に分け、授業内容に応じた適切なあかりの提供を可能にしているほか、授業の時間割に合わせたプログラムタイマーも導入している。
(平均照度:724 lx)


大教室の黒板側から後方へLED照明を望む。
黒板と平行に直管LEDランプ器具 埋込形を整列配置。点滅スイッチは前列・前窓側・中列・後列に回路分け

LED照明導入による省エネ効果は

建物の設計には、無駄な点灯の抑制を図るため、吹き抜け等自然光を取り入れる空間を多くし、照明器具には自動点滅器とタイマーを併用した制御機能を取り入れている。その結果、一般的なこれまでの蛍光灯照明と今回採用したLED照明を比較して、消費電力は約40%の削減を可能とし、CO2排出量も大幅に削減されている。


LED照明器具 ストレートタイプによる小教室の照明
 

今回のリニューアルに採用頂いた照明器具

製品名: 直管LEDランプ器具 埋込開放Cチャンネル回避器具
直管LEDランプ器具 埋込開放Cチャンネル回避器具
 
製品名: 一体型LED照明器具 スクエアタイプ(口600mm埋込形)
※納入器具は特注対応器具です。
一体型LED照明器具 スクエアタイプ(口600mm埋込形)
2013年 5月

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