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一般社団法人日本照明工業会(以下「工業会」という。)は、工業会規格JIL5002「埋込み形照明器具」に規定するS形埋込み形照明器具について、基準に適合していることを評定する業務を実施しています。この制度の目的は断熱材使用の建築物において、埋込み形照明器具に起因する火災の発生を抑止し適正な使用により安全を確保する製品の提供及び不良製品の排除を目的としています。
評定された埋込み形照明器具には表示マーク(Sマーク)が貼付されており、これは断熱施工天井に取り付けても安全であることを意味しています。
なお、内線規定の3205-4「天井内の埋込み形照明器具の施設方法」に、
天井に埋込み形照明器具を施設する場合にはS形埋込み形照明器具を使用すること。ただし、次のいずれかに該当する場合はこの限りではない
1) 断熱・遮音の材料が施設される恐れのない場所に施設する場合。
2) 埋込み形照明器具の製造事業者が指定する器具及び施工方法により施設する場合。
と記載されています。
工業会では埋込み形照明器具の自主評定業務の実施にあたり、埋込み形照明器具自主評定委員会(以下「自主評定委員会」という。)を設けています。
埋込み形照明器具の自主評定を受けようとする製造事業者は、まず製造事業者登録の申請を行います。自主評定委員会で審議の結果承認されると登録製造事業者となります。
登録製造事業者は型式評定の申請を行うことができます。工業会では申請されたものについて自主評定委員会にて評定を行います。
概略次のような手順により業務を行います。
評定等の申請に際しては、下記の文書をお読みいただくとともに、必要に応じて工業会の埋込み形照明器具評定担当者(以下「担当職員」という。)にご相談ください。
所定の申請書に記入のうえ、必要書類を添えて申請下さい。担当職員は、提出された申請書及び図書に不足等がないことを確認した後、申請を受理し、申請手数料を請求します。
登録製造事業者は型式評定を受けた製品にSマークを貼付します。
Sマークは事業者で作成しますが、工業会からの販売数量を基づいた請求に従いマーク使用料を年2回工業会に支払いいただきます。
自主評定委員会の開催は年4回(1月、4月、7月、10月)を予定しています。
事業者登録及び型式評定の申請をされる場合は委員会開催月の前々月10日までに申請書類を提出してください。
備考) 販売事業者の登録制度も別に定めています。